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「フカキョンだからです」と認めない亀梨にチッとなった映画『ジョーカー・ゲーム』

 映画『ジョーカー・ゲーム』を観た。

 

 ジャンルはスパイアクション。大戦中?の日本のスパイ組織に所属する主人公を亀梨和也、彼が任務遂行中に出会い恋に落ちるヒロインを深田恭子が演じる。

 

 コーラ飲みながら派手な映画観てスカッとしたい時にはうってつけな1作だったが、いかんせん亀梨にイラッとする1作でもあった。

 

 おそらく本作を観た全てのモテない女がそう感じただろうと勝手に決め付け、その点だけをピックアップし、紙屑よりクズみたいなレビュー記事を超遅筆な私があと15分以内に書き上げてみようと思う。(21:13)

 

 

 任務のため一般人を装い、アメリカ軍人に接近したスパイ・亀梨(主人公)。コミュ障垂涎の社交術でうまいこと軍人のオッサンに取り入り、その屋敷に出入りするようになる。そこで働いていたメイド・深田恭子に心を奪われるのだ。

 

 これだけなら別にいい。

 

 (これだけの文量でもう21:30をすぎた。この15分ちょいの間キーボードを叩く以外何もしていないのにである。フリーライターになるとほざいてフリーターになり、1年弱もキーボードばかり叩いてきた結果がこれなのだから私はもう救いがない)

 

 「恋に落ちる必然性が感じられない」「説明が足りない」なんてヤボなことは言わない。第一そこにいるのが“メイド服の深田恭子である”という以上の恋に落ちる必然性や説明があるだろうか。

 

 問題は亀梨自身がそこに“メイド服の深田恭子である”という以上の恋に落ちる必然性や説明を見出そうとしやがる点だ。

 

 いや、正確に言うと監督の入江悠とか制作者の人々がそういう演出をしているということなので亀梨に非があるわけではないのだが、制作者はスクリーンに登場しないので、ここは亀梨に全ての責任を追求させてもらう。

 

 「責任ってなんだい。ははあ、美女にイケメンがコロッと参る筋書きが気に入らないワケですか。モテない女のひがみはコワイ、顔も心もブス」って?

 

 違う!

 

 注目したいのは亀梨が街の雑踏の中に深田恭子を見つけるシーン。屋敷で一度会っただけの彼女に、髪型も服装も違うのにすぐ気づいたのは百歩譲って「スパイだから一度会った顔は忘れない」でもいい。

 

 しかし任務になんら必要ないのにお茶に誘って写真までとり、あんなヒヒジジイの軍人(ヒヒジジイだとわかるシーンがある)の屋敷なんてやめろ、俺が力になるとまで言い出す。完全に屋敷での初対面の時に一目惚れしてるのだ。

 

 にも関わらず深田恭子に「私、天涯孤独で故郷がないの…」なんて身の上を語らせ、「(俺と同じ境遇…そうか、だから惹かれたのか…)」みたいな顔をする。

 

 「だからじゃねえ、フカキョンだからだ」とモテない女の舌打ちが劇場内に響いたことだろう。

 

 おまけにフカキョンが迷子の女の子に優しくしてあげて、その子が両親と再会するのを羨ましそうな切ない表情で見つめるのを、亀梨がさらに見つめるというシーンまである。

 

 「子どもに優しい上に、笑顔の裏に身寄りのない寂しさを隠した繊細な女性だから、俺は惹かれたんだ」と、亀梨は何が何でもセンチメンタルな恋にしようとするのだ。「しゃらくさい」とはこのことである。

 

 優秀なスパイである亀梨は、もちろん優先順位で「自分の身の安全」より「任務遂行」を上に置く。が、「深田恭子」はなんとそのさらに上に置く。早い話フカキョンが危ない目に合おうものなら任務ほっぽり出して駆けつけるのだ。“真面目な会社員が愛人のために3億円横領”の構図である。

 

 それならそれでいいじゃないか。「美人でボインで雰囲気も柔らかく声までカワイイ、つまりフカキョンだから首ったけになりました」で。

 

 なのに亀梨は決してそうとは認めない。同僚に「お前の優しさは命取りになるぜ…」なんて言わせるのだ。「優しい」!?

 

 モテない女なら思わず変な笑い声を出して髪をかきむしってしまいそうだ。相手がフカキョンじゃなくその辺にいる30前後の陰気なブスでも同じように振る舞いますとでも言う気だろうか。

 

 さすがにヒヒジジイに襲われそうになってたらそれがブスでも(ブスなら襲われないとか言うな)任務関係なしに助けるかもしれないが(というか「ブスだからいっか」と助けないなら私は二度と亀梨をメディアで見たくない)、自腹切ってまで彼女をもっといい環境へ連れて行ってあげようとまでは考えないだろう。

 

 おまけに、亀梨のこのスタンスは冒頭だけではないのである。

 

 中盤いろいろあって、またフカキョンがピンチになる。亀梨はもちろん任務をほっぽり出して駆けつける。(正確には「速やかに退避すべきところでフカキョンを助けに戻った」なので「ほっぽり出した」わけじゃないかもしれないが、逃げ切るところまでが任務でしょという理屈で強引に「ほっぽり出した」ことにして話を進めよう)

 

 その間亀梨もいろいろあったので、さすがにもうキザなことは言わないだろう、「メイド姿にぐらっとなり、チャイナ服にトドメを刺されました」と素直に認めているだろうと思っていた。

 

 ところが「どうして助けに来たの…」と訊くフカキョンに「君をふさわしい場所に連れてくって言ったろ?」などと答えるのである。

 

 「貴様まだそんなこと言ってるのか!」と、私が亀梨の上官なら面罵してビンタするところだ。そして盲愛状態の亀梨に逆ギレされ突き飛ばされ、打ち所が悪くて死亡というオープニングへ戻る。

 

 要するにここにいるモテない女が何を言いたくてキーボードを叩いているかというと、「フカキョンだから夢中になっちゃいました」となぜ素直に認めんのだである。

 

 キャバ嬢にさんざつぎ込んでるくせに「そんなにカワイイ子なんだ?」と聞かれたらムキになって「いや、顔とかじゃないから」と否定する、切なく滑稽なオッサンみたいじゃないか。

 

 しかし亀梨が「切ない」「滑稽」なら哀れんだ目で見つつ失笑すればいいはずで、舌打ちはしない気がする。

 

 舌打ちは「気に入らねえ」からしかこないのだから、つまりひがみである。

 

 「モテない女は本作の亀梨にイラッとしますがそれはひがみではありません」を説明しようとワーッと書いてきたのに、結局ひがみでしたという着地ではしょうがないのだが、考察した結果事実ならそれもやっぱりしょうがない。

 

 結局モテない女が男女関連の何かにイラッとしたらそれは全てひがみなのかもしれない。ひがみじゃないとする反論は全てひがみを認めたくない後付けなのだろうか。

 

 もはやカフェでコーヒー買う時にイラッとしても、「接客が感じ悪かったから」は後付けで、本当の理由は「前に並んでた客(きっとJKか美女だろう)には超笑顔だったくせに…」というひがみなのだ。

 

 もう、モテない女はイラッとしようが落ち込もうが、泣こうが喚こうが全部ひがみだ。それでいいのだ。

 

(現在は0:39、書き始めてから3時間以上経過してる。ろくに席も立たず調べ物もなしに好き勝手書く場合でさえこの速度である。プロライターはAIでも駆使してるのか。私が極端に遅いのか。1つだけ確かなことは、脳を最低1/4はAIにしない限り私がライターで食っていくのは無理ということだ)

 

 15分という目標は大幅にオーバーしたものの、紙屑よりクズなレビュー記事という目標は達成できたんじゃないだろうか。なんせ映画の魅力には1mmも触れず伝えず、ひたすら私のひがみを私の好き勝手に書いただけなのだから。

 

 しかしクズはともかく自己中な記事すぎて作品に失礼な気もするので、ミジンコ程度の拡散力もない私だが、本作の監督の最新作を最後に紹介させてほしい。

6月公開のサスペンス映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』。

 

meetia.net

 

 そして上記の記事は私が書いた記事だという、最後の最後まで「私が」「私が」「私が」、自己中ここに極まったところで<了>